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1974年淡路島生まれ、京都を拠点に活動する書家。幼少より母親から書を学び、1996年四国大学書道コース卒。書の深層にある意味やルーツ、言葉では表現し得ない人間の本能的側面を探求し、コンセプチュアルアート、パフォーマンス、デザインを融合させた独自の芸術言語を行う。
サザビーズ・ニューヨークやアートフェア東京、ニュイ・ブランシュ京都、パリデザインウィークなど、国内外で作品を発表。2025年大阪関西EXPOフランスパビリオンVIPルームにパリの照明デザイナー セリーヌ・ライトとのコラボレーション作品が設置、同パビリオンでパフォーマンスを行った。
デザインの分野では、NMB48、男前豆腐店、叶匠寿庵、柊家旅館、AMAN京都、前田珈琲等の商品ロゴの制作や監修。また武田薬品工業株式会社全グループによるミーティング“ONE TAKEDA”、国際会議であるUFI TOKYOにてオープニングアクトとしてVRを使った書のライブパフォーマンスを披露。他アジア文化都市京都2017のプロモーションビデオ制作など、最先端の映像制作にも携わる。四国大学書道文化学特任教授
半紙1000枚を積み重ねた上に大きな筆で点を書き、乾いたら真ん中で断裁。墨の浸透していく様が見える断面がこの作品です。 書のルーツは約3000年前(日本でいう弥生時代)。まだ紙はなく石や亀の甲羅に文字を刻んでいた甲骨文字になります。ではなぜそんなモノに刻み込んだのか?それは自分がソコに居なくても、居なくなったとしても記された文字が残るから。永遠に残る事を求めたからです。そんな刻む行為は実は書道の筆づかい(筆法)の中に未だに残っています。
想像してみて下さい。「一」を筆で書くとすると、筆先からグーと筆を沈めてから右にスライドしていって、最後にもう一度筆を沈めて筆を引き上げる。その筆を上下させながら文字を書く(刻む)のが書道の筆づかいです。それは独特の円錐形の筆を産んだことも状様な所で繋がります。 ではその深さをどう可視化させるのか?という事で生まれた作品が半紙1000枚を重ねた作品「痕跡」。書道の真実は文字を刻んだその奥、その想いにある。そう考えています。
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